平成28(2016)年 ローゼンメイデンイベント10周年企画 ”あのときのお話”(1)

2015/4/2

来たる平成28(2016)年6月、芦屋町は町制施行125周年を迎えます。
また、同時に平成18年4月にアニメーション「Rozen Maiden(ローゼンメイデン)」のキャラクターをお借りしてから10周年を迎えることになります。
これらを記念し、私どもあしや人形感謝祭実行委員会では、ささやかではございますが来年に向けて記念イベントを企画いたします。詳細は各版権者との調整が済み次第順次発表いたします。

平成18年当時の興奮もいまだ芦屋町やファンの方々の間では話題に上りますが、記録が少なかったこともあり、まずは当時の様子から振り返りたいと思います。そして最初はやはり、ご質問やご要望の多かった”あの方”についてのお話です。

【記念セル画について】
当時公開された、イメージイラストのセル画を見て「あれ?まだセル画でやってたの?」と思われた方がかなりいらっしゃったようです。
現在のアニメは、セル画を用いずに製作することが主流だそうで、「RozenMaiden」もセル画での製作はされていません。
しかし、当時の実行委員会が「せっかくなので何か記念に残るものを…」と協議した結果、PEACH-PITさんと薔薇乙女製作委員会の格別のご配慮もあり、公式にセル画として製作することが許可されることになりました。なお、記念セル画は毎年人形感謝祭の日(4月29日)に岡湊神社の社殿をお借りして公開しています。
作品は2枚、約4ヶ月かけて製作されることになり、誰彼ともなく「1枚は芦屋町に、そしてもう1枚は麻生太郎さんのご自宅へ」ということになりました。
麻生太郎さんとは、もちろん麻生太郎副総理・財務大臣(※当時は外務大臣)のことです。

平成18(2006)年のポスター。記念セル画とは若干色味が異なる。

平成18(2006)年のポスター。記念セル画とは若干色味が異なる。

【芦屋町と麻生太郎さん】
芦屋町と麻生太郎さんのお付き合いは、戦国時代まで遡ります(決して「ローゼン麻生」「ローゼン閣下」と呼ばれてから始まったわけではありません)。
当時、麻生さんの祖先が芦屋町を含む遠賀郡一帯を治める領主であったことから、縁のある社寺にご自身あるいは秘書の方が参列されるのが慣わしとなっているようです。
しかし、いくら漫画好きとはいえ、大臣にセル画を差し上げるのはどうだろうか、受けていただけるのだろうかという意見も少なからずありました。
これは当然の感想といえましょう。

今でこそ、アニメーションキャラクターを使用した宣伝方法は定着していますが、当時は伝統行事とアニメーションのコラボレーションは前代未聞、お役所とアニメの提携はあまり例がありませんでした。芦屋町においても、財政難から来る当時の行政の閉塞感がなければ絶対に許可されない企画でした。

また、「ローゼン麻生」と呼ばれていることは麻生太郎さん本人も知っていると人づてに聞いているものの、相手は大物政治家です。お叱りを受けるかもしれません。そこで「誰が火中の栗を拾いに行くか」ということで、当時の実行委員長と随行の役場職員が事務所に相談に行くことになりました。

ポスターを手にした麻生太郎氏。好きなキャラクターは…す(ry

ポスターを手にした麻生太郎氏。好きなキャラクターは…す(ry

【「ローゼン麻生」の立役者】
ここでご尽力を頂いた方のお話を書かせて戴きたいと思います。
麻生太郎さんの秘書の方の話です。

その方は「春田章匡(あきまさ)」さんとおっしゃる秘書の方で、いつも地元の幼稚園や保育園の行事から県単位の防災訓練などの公式行事に必ず出席される、地元選挙区を束ねる事務所長をされている方でした。

春田さんは、企画趣旨の説明を最後まで静かに聴くと、たった一言
「私がオヤジ(麻生太郎さんのこと)に話しましょう。」
とにっこり笑って答えました。
「本当にいいんでしょうか?」
と思わず声が出たことを思い出します。
春田さんは、笑いながら切り出しました。
「せっかくローゼンのファンの方が遠方から見えられるのでしょ。ならば『ローゼン麻生』が行かないと、格好がつかないじゃないですか!」
事務所関係者から「ローゼン麻生」という言葉を聴いた最初の経験でした。

 

【ローゼン麻生の素顔】
結局は外務大臣としての公務のため日程の調整がつかず、イベントには春田さんが代理出席という形になりました。
このときの記念写真がこちらです。

春田さんはイベント当日、挨拶もそこそこに深々と頭を下げられました。
「今回は米国外遊の日程と重なり、麻生をお連れできず申し訳ありませんでした。ですが、必ずローゼン麻生をお連れします」

しかし、あしや人形感謝祭のイベントはもともと1年限定のイベントで、翌年は企画されていなかったため再びお呼びすることは叶いませんでした。

それから数年が経ったある日、春田さんから一本の電話がかかってきました。
「あのー、明日、オヤジがローゼンの件でお話がしたいと言っております。ご足労願えませんか」
急なお話であったため、副実行委員長が一人でお伺いすることになりました。

(そのときのお話はまた別の機会に譲るとして、麻生さんが語った漫画についてのお話をいくつか)

「私は、漫画を読むよ。若い人の考え方がわかるからね。漫画ってだいたい、若い人向けに描くだろ?だからさ、手っ取り早く何が流行っているか理解するのに役立つんだ」

「僕も漫画を読んで世代を超えていろんな考え方を理解できるように努力する。だから若い方々ももっと政治に関心を持ってほしい。そして選挙に行ってほしい。」

「漫画なんか読むな、って周囲から言われる人!漫画を読んで総理大臣になったヤツも居るからね(笑)」

…などなど、本当に面白くお話してくださいました。
面談後、麻生さんを事務所から見送るとき、車の後部座席にしっかりと漫画雑誌が5、6冊置いてあったのを見逃しませんでした。
そこに「ローゼンメイデン」の愛蔵版単行本があったかどうかは、皆さんのご想像にお任せいたします。

SPもつかず、一介の人間が総理大臣と対面で2時間近くもお話できることなどまずは有り得ません。
地域振興への取り組みに耳を傾けていただける麻生さんの熱意はもちろん、ローゼン麻生の立役者として応援して戴いた春田さんには感謝の念が尽きません。

 

PEACH-PIT先生直筆の公式キャラ「恋鞠」色紙を手にされて。

PEACH-PIT先生直筆の公式キャラ「恋鞠」色紙を手にされて。

(余談)
「ローゼンメイデンのキャラクターの中で誰が一番好きですか?」

「…ん?まぁ、なんてぇの?あの口の悪いのが居るだろ?」

ドールはみんな口が悪い気が…
近いうちにこの答えを皆さんが「直接」得られる機会が訪れることでしょう。

(つづく)

平成27年度 人形感謝祭斎行につきまして

2015/4/2

○あしや人形感謝祭 祭典(神事)

下記の通り斎行いたします。
日 時  平成27年4月29日(祝水) 午前11時より
場 所  岡湊神社 拝殿(遠賀郡芦屋町船頭町12番48号)
参 列  昇殿参拝は、世話役の方を優先とさせていただきますが、どなたでもご自由にご参列いただけます。
駐車場  あり(無料 40台)
※当日は大変混み合います。マイクロバス・観光バス乗り入れの際には事前にご相談ください。
<バス乗り入れの際>のお問い合わせ先

岡湊神社社務所 TEL 093-223-0216

 

○併設 あしや人形感謝祭オリジナルグッズ、アニメグッズ、土産物売店(29日限り)
○昼食・夕食に便利な食べどころマップ(無料)をお配りいたします。
○芦屋町出身クリエイター「あ~るの~と」関連作品、アニメグッズ販売(てのや商店…会場より徒歩2分)

 

※数は十分に用意いたしておりますが、万が一売り切れの際はご容赦ください。
※アニメ声優等によるイベントは予定しておりません。
※人形感謝サイダーは、売り切れとなりました。次回入荷は9月を予定しております。誠に申し訳ございません。

 

 

「桃井はるこ プレミアムステージ」にご参集いただいたみなさまへ

2015/1/26

このたびは芦屋町にお越しいただき誠に有難うございました。

当初はこのような田舎町まで、桃井さんに、そしてみなさんにお越しいただけるだろうかと不安でしたが、桃井さんに快諾をいただき予想をはるかに超える方々にお越しいただき誠に有難うございました。その後の反応を見る限り、来場者の皆様にお喜びいただけたようで、主催者としてはまずはホット一安心です。

 

今回の事業は、全国的に問題となっている地方商店街の空き店舗対策並びに活性化を企図した経済産業省の事業補助金を活用したものです。そのため、通常では実現できない規模で人気アーティストである桃井はるこさんをお呼びすることが叶いました。

一方で、スタンプラリーなど補助事業の要件をクリアする必要があり、ご希望の方全員をご招待できなかったのは心苦しい限りです。

 

芦屋町でも例にもれず若年層の空洞化が懸案事項となっており、これまでに様々なイベントを企画してまいりましたが、いずれも過去の焼き直しに過ぎず来場者も伸び悩んでおりました。

また、商店街会員の高齢化も進み、今回思い切って子供孫世代に企画運営を任せてみるように理事会で決議し、口出しをせずに自由にやってもらうことにしました。

 

幸い、その方面に造詣が深い町出身者のアーティストや役場職員が揃い、規模が小さいながらも皆様にはご満足いただき一定の評価を頂戴できたようです。

なかには今回のプレミアムステージを観賞するため「普段(県外から)帰ってこない子供が久しぶりに家に帰ってきた」「子供が楽しそうにステージやファンとの交流を話してくれた」など、保護者層からも好評だったのは嬉しい誤算でした。

 

いわゆるアキバ系(とひとくくりにするのも年長者の悪いところですが)の方に対して、未知の不安を抱いていた理事会員も少なからず居りました。「ケンカするのではないか」「マナーが悪いのではないか」等、今思えば杞憂に過ぎなかったわけですが、今回の来場者の皆様のマナーの良さには私どもも認識を改めるとともに、深く感銘を受けました。

特に、蛍光物をみなで分け合う姿や終了後のごみの片付けまでしていただいたことに対して運営側として誠に申し訳ない次第でした。今回のステージでは「もっとこうすればよかった」といった運営側の未熟さによる反省が多く、今後の課題とさせていただく所存です。

残念ながら商店街の売り上げという点では、商品をそろえきれず十分に皆様のご期待に添えない結果となりましたが、来場者の皆様同士で商店街店舗の利用を呼びかけて戴いたり、お土産を購入して戴いたりと、営業の可能性に期待が持てる結果となりました。

今後も皆様に少しでもご満足いただけるような商店街づくり、地域全体での活性化そして「”アシヤ系”の確立」を目指してに取り組んでまいる所存でございますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、ご来場戴きました桃井はるこ様、ファンの皆様をはじめ、企画運営にご協力とご尽力を戴きました株式会社RaightGauge様、株式会社とらのあな様、株式会社ディオメディア様、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)、PEACH-PIT様、ローゼンメイデン製作委員会、集英社、芦屋町役場、観光協会、教育委員会、商工会職員の関係者諸氏に厚く御礼申し上げます。

特に昼夜を問わず休日を返上して砂像や会場作りにご協力を戴いた方々には、重ねてお礼申し上げます。

平成27年1月26日
福岡県 芦屋町正門通り商店街
理事長   上 村  定 紀

 

0032_xlarge